片方無くしたイヤリングについている3個のジルコンを使って、ネックレスへの加工オーダーを頂きました。
KIKYの特徴でもあるのですが、同じカットの宝石であっても石枠をひとつひとつ表情を作りながらお仕立てしている為、加工途中で無くしてしまったら1から作り直しになります。小さなパーツだと研磨道具の勢いで弾き飛ばされ、指先からぴょーんと居なくなっちゃう事もしばしば。
床に落ちたら床の模様と同化してミツカラナイ。。。彫金机の上だと道具にまぎれてドコニイッタノカ。。。飛んだ場所が分かるならまだしも、一瞬の事で全く見当がつかない事も。
何度も痛い目に合ってきたので、小さなパーツを加工する際はワイヤーやテグス等で弾き飛びにくく、飛ばされてもすぐ探し出せるように「リード」を着ける事にしています。
これでしっかり研磨道具を当てても飛んで行きません。職人として、ストレスフリーはスムーズな技術発揮の為に大切な事です。
たまに着け忘れて飛ばされるのも、床掃除と気の引き締めになるので良いのかもしれません。
、、、と、先程、床を四つん這い涙目になりながら思いました。
これから飛ばされたパーツにリードを着けて研磨します。